鏡の世界
みんな 少なくても一日に一度は 鏡見ますよね
今度は その鏡の不思議な不思議な お話しです・・・

ここに住んでいるのは みんなから見放されてる 相手にされてない
そう思いこんでる女性 茜が居た
「なんで生まれてきたんだろう〜?」
「わたしなんて 居ても居なくてもどっちでもいいんだ・・・」
「あ〜〜〜 どこか別の世界へ行きたいよ〜」
そんなことを 鏡に映った自分に向かって 毎日のように
ブツクサブツクサ言っていた・・・

と ある日 鏡に背中を向けて くつろいでいたら
トントン トントン トントン・・・・・・
「ん!? なんの音〜?」と振り返ると そこには
鏡を叩く もう一人のわたしが居た・・・
鏡の向こうで わたしを呼んでいた
「ギョ!! あなたはわたしよね〜 なんで勝手に動いてるの?」
茜は驚いた・・・そしたら
「ねぇねぇ 茜〜わたし達 一度入れ替わってみない?」
と言ってきた 鏡の茜
「だって 茜 別の世界に行ってみたいって言ってたでしょ
鏡の中なら 茜が返りたくなったら すぐ返れるよ」
と言った そして鏡の茜は もう一つ言い忘れたかのように言った
「でもね こっちの世界では人数に厳しくて
誰かが一人でも減ると警報装置が鳴るのよね
だから わたしが茜と入れ替わりでないと だめなの」
と 言葉巧みに そう話した
話していくうちに それも面白いかな〜と思い始め
イヤなら すぐ返って来れるんだから良いわ と
もう一人の茜と入れ替わる事をOKした

「じゃ〜良い? 鏡に手を当てて せ〜の〜で入れ替われるからね」
と言われ 茜はうなずいた
「せ〜の〜 ヒョイ!!」 となんなく鏡の世界に来てしまった
それが 鏡の茜の企みとも知らずに・・・。

鏡の国は 茜にとって 何もかもが初めてで 楽しくて楽しくて
あちこち歩き回ったり 元の世界に戻ったり 行ったり来たりしていた
初めのうちは 鏡の茜も 元の世界に戻る事に応じていたが
だんだん 渋るようになってきて 茜は鏡の世界に居ることが多くなった
「あ〜 自分の世界に戻りたいな〜」
「みんな ほんとは わたしの事心配しててくれたのに
それに気付かなかったのは わたし茜自信なんだ」と 反省してた
と解ったときに もう一人の茜の魂胆も 見えてきた

「鏡の茜は わたしの世界に来たかっただけなんだ〜〜〜?
でも それは誰かと入れ替わる事で 出来る事だったから・・・
あ〜〜〜 なんてわたしはバカな事をしてしまったんだろう」
と思っても 後の祭り
鏡の茜は 鏡にカバーを掛け
鏡を見るときは 身支度とお化粧のときだけ
茜の言葉に 耳を傾ける事はなくなった・・・END


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