ガラスの少女


とある名もなき所で その少女は生まれた
その少女の名はクレア...
生まれたときから 汚れを知らない 身体も心も透明の少女だった
普通ではないクレア...でも 家族の愛に包まれて
汚れなくスクスクと成長していった
普通の人が簡単に出来ること クレアは出来なくて
人の何倍も頑張って 普通に近づくようにしてきた

そんなクレアも年頃になり 恋をした
ときめく心 その度に身体はピンク色と化した
だが クレアの想いは伝わらず破局...
そして心は傷つき 透明な身体は少しずつ不透明となっていった
想い人の何気ない言葉...それはクレアには重く感じた

そんな恋を幾度となく繰り返し
クレアの身体は完全に不透明になってしまった
それでも優しさだけは失うことなく いつも明るく振る舞っていた
家族にみんなに 心配かけたくなくて ガラスの仮面かぶってた

そして そんなクレアに最後となる恋が訪れた...
不透明と化してしまった身体 でも心ときめく度に 淡くピンク色となり
想いは次第に強くなるクレア
普通ではないこと一番よく知ってるクレアの気持ちは 複雑だった
だから 会えるだけで良い お話し出来るだけで良い
そう思っていた

そんなある日 想い人から衝撃の言葉が吐かれた
「僕 来月に結婚するんだ...」
「招待状出すから 来てよね」とカレ
「そう?おめでとう お幸せに...」と言うのが精一杯だったクレア
もう身体も心も傷つくとこのないくらい 傷ついてたクレアは
みんなに心配されたくなくて 帰宅までは気丈夫に振る舞っていた
だが 帰宅と同時にクレアの身体は粉々に砕けてしまった
そして そこには衣類だけが残っていた...。


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